看取り委員会

秀明荘における看取りについて

終末期とは

医師の診断に基づいて、心身機能の障害や衰弱が著明で明らかに回復不能な状態です。近い将来確実に死が差し迫っている状態です。

目的

秀明荘では、終末期にある利用者に対し、利用者本人の意思と権利を尊重します。 本人の尊厳を保つと共に、安らかな死を迎える為の終末期にふさわしい最善の医療、看護、介護、 リハビリ等を行います。 当施設で終末期のケアが行えます。

本人、ご家族意思確認

終末期に際して行われる医療行為及び看取りのための看護、介護、リハビリ等の内容について本人、ご家族の意思を尊重します。利用開始時又は心身機能に著しい障害をきたした際等に、本人、家族に対して医師が説明します。本人、家族の意思は、文書で伺います。エンディングノート、文書等ありましたらお申し出ください。なお、ご意向が変わる場合は、変更できます。

面談

月に1回程度 医師、看護師より説明をさせていただきます。

当施設で可能な延命治療

酸素療法

酸素を体内に投与すること末梢細胞組織に十分な酸素を提供することによって低酸素状態の改善します。

点滴

水分が取れなくなるとしだいに脱水を起こします。手足からの血管の細い点滴チューブを入れて水分補給を行います。

CV(中心静脈カテーテル)

当施設では、長期にわたり食事を口から摂取できない方、治療による点滴を行う方で、手足の静脈注射が出来にくい方に、体の中心に近い部分の太い血管に直接点滴をする治療方法です施設では出来ないため、病院にて挿入します。(入院することはありません)

経管栄養(レビン)

鼻から胃まで管を通して栄養を摂取する方法で、繰り返し誤嚥性肺炎をおこすなど必要な栄養が摂取出来ないと判断された時に行います。チューブの交換は定期的に行います。

胃ろう

嚥下機能に問題があり、誤嚥やそれによる肺炎などの危険性が高いが、胃や腸の消化管には問題がない人に行います。 胃ろう造設にあたっては1週間程度の入院が必要となります。

輸血

血液製剤で補う治療

褥創の処置(床ずれ)

寝たきりなどによって体重で圧迫されている場所の血流が悪くなり、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷が出来てしまうことです。栄養管理、除圧、清潔、処置等のケアを行います。
※挿管、人工呼吸器等の延命処置は当施設では行えません。